春の暮@童謡の混声合唱春の暮
東京混声合唱団演奏の童謡(「夕焼け小焼け」など)をテレビで観て涙ぐんでしまった。
童謡の混声合唱春の暮
郷愁というのだろうか。何か具体的な思い出があるのではないが懐かしくて泣いてしまうのだ。その感動を俳句にしようとしてもこの程度である。しようがないからこのビデオを永久保存にして推敲の種とする。
ふる雨のおのづから春夕かな 久保田万太郎
傾城のうすき眉毛や春の暮 松瀬青々
雪つけし飛騨の国見ゆ春の夕 前田普羅
春夕べ襖に手かけ母来給ふ 石田波郷
「春の暮」を「春暮るる」と動詞形にしたのだけれど、よかったかなあ。「暮の春」(春のまさに果てようとするの意)の意味になってはしまわぬかと歳時記を引けばまさにその通りであった。季語を変えるよりは、句を直すことにした。
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