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薄味が好みとなりぬ春落葉春落葉という季語も手元愛用の合本俳句歳時記にはなく、花の歳時記で知った。その上で周りを見ると、特に楠が落葉している。常緑樹においても「春から初夏にかけて人知れず古葉と新葉が入れ替わっている」現象をいうのである。 加齢とは落葉のうへの春落葉 友岡子郷 晩年の師の文字太し春落葉 堀口星眠 春落葉えたいの知れぬものも掃く 鍵和田■(ゆう)子 跼みては佇ちては春の落葉焚 石田波郷春の明るさの中の落葉。もう少し使い込んでみたい季語だ。いや、季語の本意に迫りたいと慎み深く思うのである。
2007年4月27日 (金) 午前 03時53分 俳句写真 | 固定リンク Tweet
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