花@ロマン・ロラン読みし日のあり花の空
ロマン・ロランは高校から大学にかけて読んだかなあ。まだ教養主義に憧れる年齢であり時代だった。就職してからはとんとご無沙汰。小説で読むのは、司馬遼太郎と城山三郎、渡辺淳一ぐらいだ。もう、カタカナ大作家は(漢字作家も)読まないだろう、多分。
花は莟嫁は子のない詠哉 井原西鶴
花の昼動く歩道を大股に 佐々木峻
娘泣きゆく花の人出とすれ違ひ 星野立子
火の隙間より花の世を見たる悔 野見山朱鳥
例句に詰まってきたので、清水哲男『新・増殖する俳句歳時記』から引いてきた。花を見ての感慨、花のある情景など様々である。そうか、「花の世」というのも句にしやすいかもしれなぬ。「花の世をよそ目にラーメンすすりをり」なんてね。
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