花見@戦知らず地震にも遭はず花見かな
あと何年生きられるか神仏のみご存知だが、これまで安穏に暮らせたことはありがたいことだ。そしてこれからもそうあって欲しい。だから、アメリカにも中国にも北朝鮮にも軟着陸して欲しい。だけど、いくら憲法九条でも地震を防ぐことはできない。人間の知恵には限界があるということを改めて思う。
けふもまた花見るあはれ重ねつつ 山口青邨
老いそめて花見るこゝろひろやかに 飯田蛇笏
花見にも行かずもの憂き結び髪 杉田久女
お花見の転がつてゐるネヂ廻し 火箱游歩
お花見の転がつてゐるネヂ廻し 火箱游歩
「一輪が咲けばたちまち花見かな」に続いて「花見」は二句目。青邨と蛇笏の句の季語は「花見」ではなく「花」ではなかろうかとも思うが、些細なことだ。酒を飲んでも飲まなくても花見は花見である。そうそう「桜狩」という言葉も「花見」に属する季語だ。今度は「桜狩」で一句を。
| 固定リンク
「俳句写真」カテゴリの記事
- 極楽を夢見往生蓮の花(2013.07.29)
- 祝、世界遺産登録@紅富士の湯(2013.06.28)
- 積年の虫歯治療や五月尽(2013.06.01)
- ボランティア添える手やさし朴の花(2013.05.08)
- 梅一輪明日は多分春の雪(2013.02.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント