春の雷@春の雷わが躁鬱もおさまりて
春の雷わが躁鬱もおさまりて
雷の写真を撮れそうにもないので高圧線鉄塔で代替した。なにせ根が生真面目なもので何事もきっちりしないと気持ちが納まらないのだ。そして、こういう人間が鬱病になるのである。躁はその反動だ。
しかしまあ、還暦も間近なのだから躁鬱とはもうお別れだろう。ストレスがあるなどと言ってはお天道様に申し訳ない。
春雷や仮縫ひ服にピンを打ち 白石多重子
春雷の運ばれてゆく青畳 石母田星人
パイプ椅子を並べておれば春の雷 小倉喜郎
三山の天心にして春の雷 沢木欣一
取り合わせるものは矢張り物がいい。上の例句におけるピン、青畳、パイプ椅子のような物だ。観念とか精神的なものは実感→インパクトに欠けるのだ。鬱にならない範囲で真面目に考えようね。もっと物に興味を持つということだ。
| 固定リンク
「俳句写真」カテゴリの記事
- 極楽を夢見往生蓮の花(2013.07.29)
- 祝、世界遺産登録@紅富士の湯(2013.06.28)
- 積年の虫歯治療や五月尽(2013.06.01)
- ボランティア添える手やさし朴の花(2013.05.08)
- 梅一輪明日は多分春の雪(2013.02.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント