青鷺@青鷺の塑像のごとく佇ちゐたり
朝吟行の定例コースの一つの公園で写真の鳥を見かけて、とにかくシャッターを切った。いったいなんの鳥だろうかと「俳句の鳥・虫図鑑―季語になる折々の鳥と虫204種」をめくったのにわからず。しぶちんの俺がせっかく買ったのになあと思いつつネット検索してごそごそしていると青鷺だろうと判断がついた。長い首をすくめるとこのような姿になる写真に出会ったからだ。ちなみに、青鷺がナマズやウナギを飲み込む写真も見つけて迫力あるなあと感じ入った。
これで俺の心にまた財宝をひとつ積むことが出来たとちょっと満足したのである。
夕嵐青鷺吹き去つて高楼に灯 高浜虚子
青鷺の真中に下りる最上川 中西舗土
青鷺や水に浮かびし后陵 大島民郎
青鷺のみじんも媚びず二夜泊つ 殿村莵絲子
眼で見て写真に撮って俳句にして例句を引いて。写真、俳句の中味は別にして、いいパターンを俺は身に着けることができたと思う。このパターンでしっかりした記憶を脳内に形成できる。記憶だけが人生なのだ。
| 固定リンク
「俳句写真」カテゴリの記事
- 極楽を夢見往生蓮の花(2013.07.29)
- 祝、世界遺産登録@紅富士の湯(2013.06.28)
- 積年の虫歯治療や五月尽(2013.06.01)
- ボランティア添える手やさし朴の花(2013.05.08)
- 梅一輪明日は多分春の雪(2013.02.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント