花@投票日花に埋もるゝ都知事選
投票日花に埋もるゝ都知事選
やっぱり負けたか。マスメディアは慎太郎勝利の要因を、街頭演説で「反省している」と頭を下げる。歯にきぬ着せぬ言動を見慣れた都民に、それが新鮮に映る。「石原か反石原か」が争点化する芽を、摘みとる形になったと書いている。結局、選挙なる民主主義はカネと組織力と候補者の花(人を引き付ける魅力。ウソでもいい→小泉純一郎を見よ)で決まる。上の写真で立候補者ポスター掲示板が花に埋もれているのに留意されよ。
雪山のどこも動かず花にほふ 飯田龍太
花の雨みごもりし人の眉剃る 石川桂郎
花を見しまなうら白く睡るかな 草間時彦
手を打たばくづれん花や夜の門 渡辺水巴
まあしかし、世間は花ある強力な指導者を期待していることは確かなようだ。小泉純一郎がそういう時代を作ったのであり、長期不況の閉塞の時代が小泉純一郎を用意したのでもあるのだろう。出でよヒトラー閑かに花の雨の降る。お、名句ではないか。
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