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2007年4月 4日 (水)

花@花影や愛煉獄を過ぎて来し

Photo_630 花影や愛煉獄を過ぎて来し

泰二さんのブログ俳句会に出すつもりでいたが、脂肪分の少ない別の句を得たので差し替えた。まあ、人生は地獄でも天国でもなく煉獄だろう。花影や重ねし罪の数いくつ。

 ふたりづつふたりづつ花の中に入る   桂 信子
 いにしへの花の奈落の中に座す     角川春樹
 煙草きらして花の下にて我転ぶ      清水哲男
 曾孫までが車座となる花の庭       尾池和夫

桜の花は人を様々な感慨に浸す。花ありて我の人生花散りて死を思ふなり嗚呼花盛り。

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