蝶@初蝶来明日の便りの届きけり
この句、自分では気に入っているのだけれど、伝わっているだろうか。明日の便りが今届くというシュールを詠んでいるつもりなのだ。ああ、解説してしまった。野暮をしてもうたよ。
ところで写真もお気に入り。だって飛んでいる蝶々がなんとか撮れたんだもん。トリミングして蝶々の付近のみを切り取ったので、それと認識できるようになった写真だ。
初蝶来何色と問ふ黄と答ふ 高浜虚子
方丈の大庇より春の蝶 高野素十
方丈の大庇より春の蝶 高野素十
一日物言はず蝶の影さす 尾崎放哉
詠みし句のそれぞれ蝶と化しにけり 久保田万太郎
縦横に俳句という形式を操作する虚子の凄さ、写生に徹して音楽を響かせる素十、心にしみいる放哉。秀句を得れば懐から蝶が飛んで行く心地がするのである、多分。
詠みし句のそれぞれ蝶と化しにけり 久保田万太郎
縦横に俳句という形式を操作する虚子の凄さ、写生に徹して音楽を響かせる素十、心にしみいる放哉。秀句を得れば懐から蝶が飛んで行く心地がするのである、多分。
| 固定リンク
「俳句写真」カテゴリの記事
- 極楽を夢見往生蓮の花(2013.07.29)
- 祝、世界遺産登録@紅富士の湯(2013.06.28)
- 積年の虫歯治療や五月尽(2013.06.01)
- ボランティア添える手やさし朴の花(2013.05.08)
- 梅一輪明日は多分春の雪(2013.02.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント