竹の秋@熟年と自称するまじ竹の秋
熟年と自称するまじ竹の秋
「3、4月頃になると、地中の筍を育てるため、竹は葉が黄ばんでくる」現象を「竹の秋」という(わたしの俳句歳時記)。写真は少し不明瞭だがこのような現象だと思う。
ところで、熟年って誰の造語なのだろうか。この言葉が出来るまでは中年と老年しかなかった。その間に更には両者を包み込んで熟年が通用するようになったと思うのだが、この経済効果は相当なものだと思う。熟年向け商品・サービスと銘打てばそれだけで一定の需要喚起力があるのだから。
ちなみに俺は、テレビで宣伝している商品に碌なものは無いといつも思う。NOVA然り再春館製薬(組織暴力がらみの企業だと確かな筋から聞いた記憶あり)然りである。
夕方や吹くともなしに竹の秋 永井荷風
門前の古き旅籠や竹の秋 中村吉右衛門
老夫婦のみの隣家も竹の秋 飯田龍太
結局みんなおふくろ定食竹の秋 飯島晴子
俳句に接しなければ「竹の秋」という現象に触れずじまいで俺の人生は終っただろうなあ。人生は一粒の記憶竹の秋。
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