花水木@愛といふ永遠の謎花水木
いつもと違うコースで朝吟行したら、花水木の花の傍の母子像に出会った。公団ではなく民間の分譲マンションの敷地だから、こんな洒落たことも出来たのだろう。
「私、あなたを愛してる」「ウソやろう、おまえは俺を愛してる自分を愛してるだけだろう」「ひどーい。この偏屈」などという会話を捏造する俺はホンに変なオヤジである。自愛より他に愛など知らず我老いて行かむか花を愛でつつ。
花水木わすれたやうな空があり 南部憲吉
一つづつ花の夜明けの花みづき 加藤楸邨
昏るるとき白き極みよ花みづき 中村苑子
城出でてしんじつ白き花みづき 宇咲冬男
とろで、写真に撮ってから気づいたのだが、花水木の蘂は豆粒が集まったようになっていて面白い。俺は人生に見逃してきたことがいっぱいあるのだ。だから屁理屈ばかり捏ねるのだと反省しきりである。
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