オバマ旋風
昨日のクローズアップ現代が大統領候補選挙に出馬表明した民主党オバマ上院議員を 取り上げていた。そこで、ネット情報も含めて彼のポイントを押さえておこう。
出自:ハワイ・ホノルル生まれ。父親はケニア生まれのイスラム教徒であり、母親はカンザス州出身の白人。1961年生まれ。
キャリア:ハーバードロースクールを出て弁護士に。クロ現によると、もっと高い報酬の仕事を得ることができたのに、貧困層を支援する法律事務所で働いたとのことだ。1997年に上院議員に選出。
知名度アップの契機:2004年ケリー上院議員を大統領候補として選出した民主党大会で「リベラルのアメリカも保守のアメリカもなく、ただアメリカ合衆国があるだけだ。黒人のアメリカも白人のアメリカもラテン人のアメリカもアジア人のアメリカもなく、ただアメリカ合衆国があるだけだ」。「イラク戦争に反対した愛国者も、支持した愛国者も、みな同じアメリカに忠誠を誓うアメリカ人なのだ」との基調スピーチを行い、その模様が広く全米に中継されるとともに高い評価を受けた。クロ現は融合のシンボルと伝えていた。その若さとカッコよさからケネディを髣髴とさせるのが人気の理由のようだ。
政策:未知数。オバマの経済問題へのスタンスは凡庸というかよくわかりませんとの評あり。
要するに、出自・キャリア・ルックスからニューアメリカンシンボル(格差社会の反動としての融合期待)としてもてはやされているようだ。アメリカ大統領選の最後はカネがものを言う。産官軍複合体の共和党か、も少しウォール街寄りの民主党かの争いであり、所詮、米国大統領は米帝国主義の傀儡にすぎないと思う。
それにしてもアメリカはメディア操作が上手やね。安倍ちゃん、もう少し生まれが悪かったら日本国民融合の象徴になれたのになあ、残念。
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