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2007年4月 6日 (金)

花冷え@花冷やポケットにある鍵ひとつ

Photo_640 花冷やポケットにある鍵ひとつ

「花冷え」は最も美しい日本語の言葉といわれているから、これはなんとしても句にしなければとリキんだ。しかし、花そのものではなくワンクッション置いた季語だからだろうか、これがムツカシイ。
「花冷や白くなりたる顎の髭」「花冷えも意気と洒落とで押し通す」「花冷や人生洒落で押し通す」などをひねったが、いまいち花冷えとの関連性と詩想に欠ける。更に苦吟してようやく本句を得た。はたして鍵は何の象徴だろうか。

 花冷や箪笥の底の男帯        鈴木真砂女
 花冷のちがふ乳房に逢ひにゆく     真鍋呉夫
 花冷えのマスクをかけて眉の濃き  久保田万太郎
 花冷えの底まで落ちて眠るかな     古館曹人

真砂女の句と掲題句とは同じパターンだと気づいた。ひょっとして潜在記憶に真砂女の句が眠っていたのかもしれない。
真鍋呉夫の句は象徴詩だと本人がNHK俳句で語っていた。なるほどなあと思ったけれど何の象徴かを俺は説明できない。眉の濃い女の夢でも見て眠るとするか。

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