李の花@朝食はフレンチトースト花李
初案「朝食はハムトーストや花李」だったが、ハムトーストではなんかそぐわないのでフレンチトーストに変更(甘いので味は気に入らない)。姉妹句で「お別れはフレンチキッスで花杏」と付けたいところだが、これは没とする(いや、悪くはないなあ)。
「凡人の平凡な庭すもも咲く」で「すももの樹陽が差しこんでフランス船」若森京子(あ、これ、李の花ではなく樹を詠んだ句だった。夏の句だ)を引いたおかげでこの句を得た。
雲裏の日のまぶしさよ花すもも 木下夕爾
奥飛騨のあかつきうごく花すもも 菅井静子
故里の厠の貧し李咲く 滝沢伊代次
みちのくは閉ぢてすももの花盛り 鈴木俊策
こうしてみると季語「李の花」の本意は可憐で素朴な味わいにあると思う。そこに「フレンチトースト」を配したのがお手柄の掲題句だと自己評価しておこう。
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