馬酔木@眠さうな男馬酔木を通り過ぐ
実は(恥かしながら)ようやく馬酔木の花を認識できた。まさに「白い壺形の小花が集まり房になって垂れ下が」っている(わたしの俳句歳時記)。今まで通り過ぎていたのだろうか、それとも認識のチャンスに恵まれなかったのだろうか。写真は薬師池公園@町田の野草園で撮影したものだ。
馬酔木咲き歳月戻す雨の中 古館曹人
来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり 水原秋桜子
百済観音背高におはし花あしび 鈴鹿野風呂
月よりもくらきともしび花馬酔木 山口青邨
青邨句の「月よりもくらきともしび」がいい。花を灯に喩える技法は覚えておこう。
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