桜@オバサンとカメラ談義の桜かな
写真を撮っていたオバサンがいたので、「デジカメですか」「いいえ、ちがうんです」「そうですか。現像代もばかにならないでしょう」から会話が始まった。
オバサンの求めに応じて、「デジカメには大きく二種類(一眼レフとコンパクト)、俺のはその中間の中途半端なデジ一もどき、でもちゃんとしたファインダーが欲しかったからこれに決めた」などと嬉しそうに講釈してしまった朝である。
さくらさくらもらふとすればのどぼとけ 黛まどか
ミス卑弥呼準ミス卑弥呼桜咲く 茨木和生
桜らんまん人知れず人憎む 篠崎圭介
わたし素足さくらも素足さようなら 小西雅子
「のどぼとけ」句はエロい。エロいけれど死を連想させもするので詩になっていて、切ない思い(いや、即物的な思いかもしれない)が伝わってくる。他の句についても稔典さんの講釈が楽しめる。講釈を短詩にすれば俳句かな。
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コメント
あれよあれよという間に俳人になってらっしゃるので、びっくりしてしまいました。ごぶさたしています、鏡像です。「臼田坂ボウル」を閉めることにしましたのでご報告に参りました。いつもリンクを張ってくださってありがとうございます。例によってその励ましに応えきれず、もう忸怩もヘチマもないのですが、いまは人と新しい試みをはじめてそちらの方にしばらく力を注ごうと思っています。「株と思索と短歌のサイト」には読者として参加させていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
「のどぼとけ」の句、いいですね。土曜日さんの評とあわせて読んで、そう感じました。
投稿: 鏡像 | 2007年4月 8日 (日) 午前 09時53分
そうですか。「臼田坂ボウル」を閉店されますか。新しい試み、機会があれば教えて下さい。ところで、黛まどかって一筋縄では行かぬ俳人だと廃人は思っております。
投稿: 土曜日の各駅停車 | 2007年4月 9日 (月) 午前 03時04分