朧@おぼろなる脳の味はふ缶ビール
なんとか、節酒が継続している。なんとかというのは、原則、平日は缶ビール一本のみ、土日は焼酎・日本酒解禁であるが、大抵、平日のうち1多いときは2日は原則を守れないからである。しかしながらしかし、酒量は半分には落ちた。だからアルコール耐性も弱くなり、昨日も缶ビール一本と焼酎お湯割り二杯で眠り込んでしまった次第だ。
ちなみに、節酒のきっかけについては「かんがへて飲み始めたる一本の二本とならぬ冬のゆふぐれ」を参照。
春は大気中の水分が多いために、昼は霞、夜は朧というのが定説である。脳を朧にするのは定説違反であるが、先例句もあるので許して頂きたい。
すこしづつ死す大脳のおぼろかな 能村登四郎
東入る西入る知らず朧かな 草間時彦
さる方にさる人すめるおぼろかな 久保田万太郎
白魚がどうと生るゝおぼろかな 一茶
草間時彦の句は京都市内の地名を示す言葉である「東入る西入る」を知らなかったことを詠んだものだ。「朧」の句は面白いものが出来そうだけれど、なかなか浮かばなぬ朧である。
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