辛夷@人の世に青き空あり花辛夷
これは写真俳句の成果の句である。というのも、写真を撮るようになってから眼が変身して、見る眼が変わったのだ。辛夷の白と青空という取り合わせが見えるようになり、句を得て、句に配すべき被写体と構図を見つけてコラボレーションしたのである。
曇ぐせいつよりつきし辛夷かな 安住 敦
青空ゆ辛夷の傷みたる匂ひ 大野林火
雑木山にこぶし点々子の初旅 細見綾子
夜も青空辛夷千手の拳開く 原子公平
「曇る日に小さく咲けり花辛夷」「うつくしやお国自慢の花辛夷」からは確実に俺の句は進歩している(と思おう)。
| 固定リンク
「俳句写真」カテゴリの記事
- 極楽を夢見往生蓮の花(2013.07.29)
- 祝、世界遺産登録@紅富士の湯(2013.06.28)
- 積年の虫歯治療や五月尽(2013.06.01)
- ボランティア添える手やさし朴の花(2013.05.08)
- 梅一輪明日は多分春の雪(2013.02.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント