鶯
「鶯の撮れて嬉しき散歩かな」で鶯とおぼしき写真を掲載したが、どうもあれはメジロではなかったかと反省している。そんな反省が通じたのか、この写真の鳥は紛れも無く鶯だ。泣き声の発信源はここしか無いことを俺の耳と目が現認したからだ。
ところが残念なことに、写真が不鮮明。
ピンボケの鶯撮れりわがカメラ
なのである。ズーム操作が間に合わなかった、乃至、間に合ったけれどこの映像がわがカメラの限界なのかもしれない。いや、わが腕の(いまのところの)限界だ。
しかしまあ、「うぐひすのまだ世慣れせぬ鳴き心地」「夕も啼く鶯いとしニュータウン」と句を得ることが出来る多摩ニュータウンはわが後生極楽の地である。
うぐひすのケキョに力をつかふなり 辻桃子
今年はこれまでになく鶯が啼いた年だった。そろそろ鶯の啼く季節も終ろうとしている。
鶯のとびうつりゆく枝のなり 横光利一
観音の胎内にゐて初音聞く 柏原眠雨
鶯や明けはなれたる海の色 中川宋淵
今年はこれまでになく鶯が啼いた年だった。そろそろ鶯の啼く季節も終ろうとしている。
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