2007年5月
2007年5月31日 (木)
米中協調オペの成果、NY株上昇
俺の昨夜の予想が当たった→NY株上昇(ダウ△111.74、NASDAQ△20.53)。これは確実に米中協調オペレーション(戦略経済対話、グリーンスパン収縮発言、中国の印紙税上げ)の成果だなあ。
つまりは、米中は経済的利害を共通にするのである。それなのに、中国及びその支配下にある北朝鮮を仮想敵国にして憲法改悪・米軍下請推進を図る安倍政権は米帝国主義(産軍複合体・ウォール街)の走狗と言わざるを得ない。目覚めよ、日本人民諸君。
石楠花@石楠花の秘め事淡く渓谷に
石楠花の秘め事淡く渓谷に
西沢渓谷吟行で得た石楠花だ。西沢渓谷は秋は紅葉、春は新緑そしてアズマシャクナゲで有名だということを今回再認識した。というのは、アズマシャクナゲは普段よく見る西洋石楠花とはかなり異なる花だということを今回実感したからだ。ご覧のように淡いピンクが可憐なのがアズマシャクナゲなのである。これに対して、西洋石楠花<(洋種シャクナゲ、ロードデンドロン)と呼ばれる種類は、日本産以外のシャクナゲ類や、その園芸品種などを総称したもの>は(俺に言わせると)人工的に過ぎると思うのだ。
そこで、もう少し石楠花薀蓄。まず石楠花とは、狭義にはアズマシャクナゲやツクシシャクナゲをいうが、学術上ではシャクナゲ類は広くツツジ属のうち常緑性のものを指すとのことだ。「花の歳時記 夏」に「狭義には東日本の山地から深山の岩場などに生える<東石楠花>を指す」とあるのはこのことを言っていて、俳句でも石楠花は本来、アズマシャクナゲのことなのだった。
そして、日本に自生するシャクナゲは、ツクシシャクナゲ、ハクサンシャクナゲ、キバナシャクナゲ、ホソバシャクナゲの四種類に分類され、アズマシャクナゲはツクシシャクナゲの変種の中ではもっとも高地に自生するものだそうである。
以上、これでアズマシャクナゲと西洋石楠花との位置関係を理解できて満足である。
さて、例句。「石楠花や快晴富士の男ぶり」で引いたもの以外から追加する。
石楠花や水櫛あてし髪しなふ 野沢節子
石楠花にかくれ二の滝三の滝 宮下翠舟
石楠花の頃は過ぎたり咲き残り 清崎敏郎
石楠花や影振りすててゆく峠 鷲谷七菜子
ところで本句の写真はフリーソフトJTrimでカラーヒストグラムノーマライズ調整したものである。新樹の中で可憐に咲く(盛りを過ぎていたのが残念)アズマシャクナゲに樹光がつくる微妙な陰影を再現したかったからである(ちょっとやりすぎたかもしれぬ)。
新樹@新樹光肺の底まで洗ひけり
新樹光肺の底まで洗ひけり
本句はまたもや「しんしんと肺碧きまで海のたび」篠原鳳作の影響下に得たものである。西沢渓谷の新緑をたっぷり吸収してきたことを俳句に記録したかったからだ。写真はその新緑を表現できているだろうか。
そう言えば、NHK趣味悠々「デジタル一眼レフ風景撮影術」で新緑は葉の裏から撮影するのがコツなどと言っていたなあ。この番組のテキストは一眼レフを持っていない俺にも役立つ良書である。
新樹光産湯に伸びて子のふぐり 今瀬剛一
やんはりと嬰抱き上ぐる新樹光 小島とよ子
月光菩薩の臍かくふかく新樹光 能村登四郎
雲行けば新樹を渡る光あり 池内友次郎
作曲家池内友次郎は虚子の次男だったのだ。虚子のDNAは俳句・ビジネスだけではなく芸術一般に及んでいるのだ。まさに巨人である。
2007年5月30日 (水)
明日の相場は晴れ(と予想)
米中戦略経済対話→グリーンスパン「上海株、劇的収縮」警告→今回の中国印紙税引き上げ→グリーンスパン警告の学習効果で今夜のNY相場には影響せず(と予想)。
当たるも八卦、当たらぬも八卦なり。相場は相場に聞けともいう。
安倍総理の力量がこれでわかる
ピンチ(松岡大臣自殺の責任をとわれる状況)はチャンス(信頼回復、人気挽回)。安倍総理になり代わってピンチ克服の手段を考えてみたけど、
「今回の事件の事実関係を率直に明らかにし、このようなことが二度と起こらないような抜本策(清潔な政治の実現)を打ち出すこと」しかなかった。
詳しくは、総理は責任をどうとるべきか@世界共和国ブログへ。
ゆりのきの花@天上にゆりのき咲けば明日も晴れ
天上にゆりのき咲けば明日も晴れ
近くの保育園のゆりのきの花だ。
ゆりのきの花は季語になってないようなので本句は無季となる。もっとも本句が仮に人口に膾炙すればゆりのきの花も立派に季語として認められたことになる。そんなことはあり得ないが。
ところで、ゆりのきは北アメリカ原産(明治初期に渡来)、木蓮科に属し「明治23年、のちの大正天皇が皇太子の頃に小石川の植物園を訪ね、そこにある日本最古のユリノキ種の木を見て、その木を「ユリノキ」と命名したとされる」そうだ。そういえば、どことなくバタくさい花である。
例句を引こうと「ゆりのき 俳句」でググッたが見当たらず。本句はゆりのきの花の句の草分けに属することになろう。ははっ。
薔薇@薔薇に棘蜜には毒の人生よ
薔薇に棘蜜には毒の人生よ
白い薔薇も真紅の薔薇もいいけれど、こういう淡い紅もいいなあ。ご近所にたまたま咲いていてはっと目を引かれた。
何か句をつけないと写真を公開できないので月並み俳句をこしらえつけた。棘も毒も人生のトッピングである。くれぐれも大火傷(特に先物相場)せぬよう自戒。
「白薔薇の咲いてかなしき夢見頃」「歳なれば棘なき薔薇を愛でにけり」「音楽が好きです薔薇も愛します」で例句を引き尽くしたかなあと思いつつ歳時記をめくれば、佳句にまた出会った。
太宰の恋白薔薇ひとひらづつ毀れ 島貫 恵
自らへ贈るくれなゐ強き薔薇 櫂未知子
薔薇の辺やこたびも母を捨つるがに 石田波郷
バラ散るや己がくづれし音の中 中村汀女
薔薇もまた人生の象徴である。咲くときも散るおりも。
師匠、感謝です
師匠からメールを頂戴した。実に的確な指摘だと思うので、ご許可を得ずにその一部を参考までにここに記録しておく。
「土曜日さんは、ライブドアのブログで気楽な口ずさみを続けていらっしゃるせいか、
句に突き詰めたところが少ないようにお見受けします。テーマが重いのに表現が軽い、そういう不釣合いを感じます。
これからどういう方向を取られるのか、興味を持って期待しております」
自分の立ち位置はなかなか自分ではわからない。こうして客観的ポジションを示唆して頂いてまことにありがとうございます。「突き詰めたところが少ない」のはひょっとしたら生来の性格に由縁するのかもしれないなア。
2007年5月29日 (火)
農水相自殺で気になること
週末に選挙区、自宅に戻った農水相が、週明け月曜日に議員会館を最後の場所に選んだのは何故か。また、なぜパジャマ姿だったのか。
発作的な自殺だったと見ることもできるし、政治家故に政治的効果まで考えた上のこととも考え得る。
そしてまた、家族上京に先立って総理は病院霊安室でご遺体と面会したようだ。病院にいた時間は17分間とテレビニュースは伝えていた。個人的にどういう関係だったか知らないのでなんともいえないが、面妖な感じもしないでもない。前総理秘書官の飯島氏も病院にかけつけている。
事件の第一発見者たる秘書の話がメディアに出てこないのも気になる。警察が当面は情報管理しているとしても、後日明らかにしてほしい。
以上のようなことを敢えて書いたのは事柄が個人的な範囲に納まらず政治的事件となっていると思うからである。しっかりメディアをチェックする所存だ。
えごの花@生き方は死に方のことえごの散る
生き方は死に方のことえごの散る
花をたくさん下向きにつけて馥郁たる香りをもたらす木の存在に(この歳になってようやく)気がついた。いったい何という名前なのだろうと数日間悶々としたが判らないでいたところ、庭にこの木を植えているお宅を通りかかったらたまたま家人の方が見えたので、思い切って尋ねて判明した次第である。
「実を食べたときにのどを刺激して”エグイ(ひどい)”味がすることから」えごの木と呼ばれているとブドリさんが紹介されている。ブドリさんがエゴノキをたまたま昨日取り上げられているのも何かのご縁かもしれない。
えご散るや田水はつねに新らしき 松村蒼石
えご散るやうつうつと妻妊りぬ 杉山岳陽
えごの花遠くへ流れ来て居りぬ 山口青邨
まだ森を隣りに持ちてえご匂ふ 及川 貞
名前は判ったものの句がなかなかできなかった。「日々相場そして俳句やえごの散る」「世の行方恋の行末えごの散る」などを没にしてようやく本句となった。昨日の松岡大臣自殺報道のテレビで「死に方」という言葉を得たものである。天寿を全うすることは義務だと思っている。
桜の実@生きものにわれも如かずや桜の実
生きものにわれも如かずや桜の実
「僕だけが見つけたんだよ桜の実」は歩道橋の傍の桜の木の実を探して写真俳句にしたものだが、この桜は沢山の実(しかも熟する前の実も黒く熟した実も)をつけている。木によって実のつけ方が随分違うものだという発見から本句となった。思えば、この身も実の成れの果てなのである。
午後よりの雲うごかざり桜の実 杉山岳陽
吹き降りの眉山に熟れて桜の実 林 徹
茶の作法とんと知らずよさくらの実 星野麥丘人
桜の実虎のくしやみが二、三回 谷さやン
寅と言えばタイガース岡田監督が屈辱的な敗戦に試合後会見を拒否したとのことだ。野村監督だったらどんな対応をしただろうか。くしゃみニ、三回で記者会見とするのもおつなものではなかろうか。
2007年5月28日 (月)
ほんとうの構造改革とは
「ほんとうの構造改革とは、「官から民へ」などという皮相なものではない。貧困を撲滅し環境破壊を阻止するための全体最適、新しい経済システムの構築こそが構造改革だ」@世界共和国ブログ。
左翼とは(1)反帝国主義(2)自由主義(3)多元主義(4)社会的共通資本の重視(すなわち新しい経済システムの構築)である。この要件には、宮沢喜一氏も中曽根大勲位も同意可能である。つくろう、人民戦線そして世界共和国。
2007年5月27日 (日)
夏めく@はじけぬは上海バブル夏兆す
はじけぬは上海バブル夏兆す
土曜日に西沢渓谷を吟行してきた。全長、標準所要時間3時間35分のコースを6時間かけて踏破(写真撮影と寄る年波のせい)した。渓谷終点まではアップダウンの多い山岳(ちょっと大袈裟か)ハイク、帰りはなだらかでちょっと退屈な下りというコースである。思えば、この渓谷を踏破できるのもあと十年か。我が老化のメルクマールになるかもしれない。
夏めくや海より生れしいろの蝶 朝倉和江
夏めくや花鬼灯に朝の雨 中村楽天
夏めくと課長上衣をぬぎにけり 日野草城
なにもかも夏めく影を落すかな 久保田万太郎
グリーンスパン発言で米国株はちょっと反省したが、上海A株は止まらない。中国市場の取引代金が日本市場のそれを抜いたとの報道もあるので、銭ゲバ中国人のみの問題とは言えなくなってきた。相場はババ抜きゲーム、ある日、夏=逃亡崩落が始まるのだ。
芍薬@芍薬や愛に飢ゑたる日々ありき
芍薬や愛に飢ゑたる日々ありき
写真はだいぶ以前の大船植物園吟行時のものだ。ようやく、芍薬の一句を得ることができた。
ところで「立てば芍薬」というのは「芍薬が花茎を伸ばし、頂に花を咲かせるため」と旅ガイド本「関東 花の旅」にあった。ネット検索してみたけれど該当する記述は見当たらない。どこまでホントウかは不明だが、芍薬と牡丹を弁別するキーにはなる。また、牡丹は落葉低木、芍薬は草本である。中国では牡丹は「花の王」、芍薬はそれに次ぐ「花の宰相」とされてきたそうだ(「花の歳時記 夏」より)。
芍薬やつくゑの上の紅楼夢 永井荷風
芍薬の一ト夜のつぼみほぐれけり 久保田万太郎
芍薬を嗅げば女体となりゐたり 山口誓子
芍薬に逢瀬のごとき夜があり 森 澄雄
例句が示すように「花の宰相」は「花の王」よりエロティックである。花にエロスを思うのは男の性(さが)ではあるが。
2007年5月26日 (土)
石楠花@石楠花や快晴富士の男ぶり
石楠花や快晴富士の男ぶり
山中湖花の都公園からの富士である。雲があるので「快晴富士」は虚偽とも言えるが俳句的誇張と許して頂きたい。いや、少々の傷があった方が男ぶりが上がるというものだろう。
ほんとは石楠花と富士の取り合わせの写真にしたかったのだが、残念ながら撮影できなかった。代わりに水車と西洋石楠花を取り合わせた写真を付けておく。
石楠花に碁の音響く山深し 高浜虚子
石楠花によき墨とゞき機嫌よし 杉田久女
深山石楠花この世かの世の遠い空 岸 秋渓子
石楠花や主峰の薙の男ぶり 水沼三郎
最後の句、「男ぶり」を使ってるやん。困ったなあ。「花の歳時記 夏」から引いたのだがこの句を本句作句以前に見てないとは言えない。無意識下に残っていたのかもしれないが、「快晴富士の男ぶり」は俺のオリジナルである。
オニグルミ@オニグルミ羊の顔に笑みたまふ
オニグルミ羊の顔に笑みたまふ
これも山中湖花の都公園での所見。ボランティア案内の方がこの木の存在を教えてくれた。
オニグルミはクルミ科の、山野の川沿いなどによく生えている,高さ 25 メートルくらいにもなる落葉高木だそうである。ネット検索したら冬芽が多様な表情を見せるのを集めたページもあった。生きものはまことに多彩である。
2007年5月25日 (金)
イラク大詰めか?
ブッシュ大統領が記者会見で、「向こう数週間か数か月間は新戦略実行の上で重要な時期となり、戦闘の激化も予測される」と発言したそうだ。最後の軍事的賭けだと言っているように思う俺は平和ボケである。
ついでに全く無関係だけれど上海株指数が見られるサイトを何かのご参考までに。
上海株価指数が見られるサイト
http://cn.finance.yahoo.com/q?s=000001.ss
上海A株と思われます(中国語が読めない)。いずれも自動更新ではないのでリロードクリックして下さい。私も昨日から見はじめました。
午後は上げます。私が日経225ミニ買ったからです。平均単価17513なり。
ただ、心配なのはアメリカのバブルがまだ剥げ足りないかという点です。まあ来週には日本は戻すでしょう。
以上、ストボで探していらっしゃる方がいらしたので小さな親切大きなお世話。もう俺はダメだけど若者よ、英語と中国語は生き抜くために必須だよ。
グリーンスパン発言はバブル鎮静化策
米国相場が下げている。現時点でNYダウ▼84.28、NASDAQ▼39.13、CME(シカゴの日経225先物)17520と昨日大証終値比▼140だ。これでしこっていた売り建て玉(17518)を利益確定できそうだなあ。しかし、昨日現物引け後に買い建てた17690が今度はしこりになりそうだ。 
米国の下げの理由が現時点では不明だが、グリーンスパン「劇的収縮」発言も影響しているのは間違いないだろう。昨日の日経先物、上海A株(中国人のみ参加可)、上海B株(外国人も参加可)を記録として残しておく。
もうちょっと分析を後刻予定。米中共同口先介入の成果ではないかと憶測している。
さて、ここからが続き。米国株下げの理由は「4月の新築住宅販売件数は市場予想を大幅に上回り、前月から急増。住宅市場の回復期待を誘い、住宅建設株の支援材料となった」ため利益確定売り、金利下げが遠いたとの失望売り
が理由と伝えられている。中国株(特に上海B株)下げは一部の資源株下げにつながっていると朝のモーニングサテライトは伝えていた。
それにしても、米中戦略経済対話第二回終了時に合わせたかのようなグリーンスパン発言、両国政府共謀しての株バブル鎮静化策とも思える。日本のバブル経験に照らせば、バブルは早期に破裂させた上での持続的な高株価維持が為政者にとっては賢明、好都合であろう。
だから、グリーンスパン「劇的収縮」発言に過剰に反応してはならない。米国株下げも金利下げ失望売りにすぎず、米景気は強いことの証拠である。
それでも相場は過剰に反応する(ヤフー掲示板を見よ、ネットウヨまで蠢いている)。そこが賢い博打打ち(一応、そのつもり)のつけいるべき穴だ。
夏の海@機関銃一挺浮かべ夏の海
機関銃一挺浮かべ夏の海
下田了仙寺吟行の途中立ち寄った下田道の駅でたまたま海上保安庁巡視船を公開してくれていたので見学した。
機関室は立ち入り禁止、通信室は撮影禁止だったけれど、それ以外は撮影可で職員の方が熱心に説明してくれた。俺は乗組員用の風呂まで撮影したが、句にして公開するとなると機関銃になってしまった(やっぱり子供なのかなあ)。
初案「軽武装機関銃一挺夏の海」を本句のごとく推敲し、これでは面白くないと「機関銃愛ずぶずぶの夏の海」に直したけれど、一晩置いて見直してみると本句がすっきり爽やかシュールなので(誰も言うてくれへんから自分で言う)決定稿とした。「セーラー服と機関銃」 なども連想してご賞味頂きたい。
夏の海水兵ひとり紛失す 渡辺白泉
戦亡の友いまあがりくるよ夏の浜 三橋敏雄
夏潮に水葬礼の銅鑼鳴りぬ 丸山哲郎
乳母車夏の怒涛によこむきに 橋本多佳子
白泉の句は人をモノ扱いする軍隊を詠んだもの、多佳子の句は抽象的だが「夏の怒涛」に個(乳母車)を翻弄する時代、世界、世間を象徴させているとも思える。いずれも安倍総理にしっかり鑑賞して頂きたい秀句である。
初夏@はつなつや下田港に姫ふたり
はつなつや下田港に姫ふたり
これも下田道の駅でのスナップだ。黒船祭仮装参加ツアーでもあるのだろうか、この女性たちに写真をおねだりしたら「喜んで」と快諾してくれた。
「普段からお着物は召していらっしゃるのですか」「いえ、あのそのう」「そうですか、ちょうどいい練習ですね」と会話させて頂いた。なにごとも平和が一番である。
初夏とノートに書いてそれっきり 津田このみ
初夏や蝶に眼やれば近き山 原 石鼎
見習の稚き初夏のメス洗ふ 平畑静塔
初夏のわれに飽かなき人あはれ 永田耕衣
耕衣の句はたまたま今日の増殖する俳句歳時記に掲載されている。解説を読んで「耕衣は俳句の技法においては、どんなカードでも切れる人だ」に納得した。まだまだ技法序の口の吾なれど。
2007年5月24日 (木)
上海市場安定(今日のところは)
上海が落ち着いているのを確認するまでの今朝の兜町は手控え。確認できたら、するすると上昇。俺は(残念ながら)勇気が無くて確認前の安値を拾えなかった。相場の勝負は後場だなあ。
ところで、中国チワン族自治区(どの辺りか知らない)で出産制限政策(罰金)反対暴動があったそうだ。詳しくは出でよ北京のゴルバチョフ@世界共和国ブログへ。
※ひょっとしたら上海の投機家はグリーンスパンが誰か知らないのではなかろうかと(悔し紛れの)冗談である。
グリーンスパン、中国株収縮を懸念
自らのブランドと発言の重みをを意識していないのか、あるいは意識しているせいなのか、グリーンスパンが昨日、重大発言。
過熱する中国株式について「劇的な収縮」を懸念していると述べ、急落の恐れを警告した
このニュース、上海の証券会社の門前に列をなす中国人大衆に伝わっているだろうか。ネット規制はあってもクチコミでは伝わっているだろう、ひょっとしたらかなり歪曲されて。
上海株は日本時間10:30スタート。今日は最大注意である。
ちなみに俺は日経ミニ先物両建てで相場を張っている。現在のポジションは買い17615×2枚、売り17518×4枚(今週急騰直前のしこり玉)だ。買い玉は寄り付きで即、売っておこう。
花筏@花筏清しく生きて花の咲く
山中湖花の都公園での熊谷草見学ツアーの際に出会った。名前と写真で知っていたので実際に見たときに思わず「あっ、花筏だあ」と言ったら案内のボランティアの方が「よくご存知で」と褒めてくれた。
「葉の中央につく花を、筏に人が乗った姿に見た名前」ということから花筏という名前がついているが、粋なネーミングだ。「葉の縁にこまやかな鋸歯がある」と「花の歳時記 夏」にあるが、その通りに写真に撮れているので嬉しい。「ままっこ」という名前も持っている。
ままつこや櫟ざわざわ鳴るばかり 廣瀬直人
峡の陽にちひさな叫び花筏 今村博子
ささやかな夢懐に花筏 緑川美世子
禁煙したので俺も「すがしく」生きていると、この点では胸を張れる。花が咲くかどうかはわからぬが、ささやかな夢を懐に暮らすとしよう。
マーガレット@マーガレット淋しき顔で純愛す
昔、「少女マーガレット」なる雑誌があったよなあ、と思って検索したら間違い。正しくは「マーガレット」だった。「少年マガジン」「少年サンデー」の連想から、つい、「少女」をつけてしまうのだが「少女」はついてない。
幅広い年齢層に読んでもらいたいという売り手の戦術なのだろうか。それとも、男は自分が少年であるかどうかには無頓着だけれど女はそれに意識的(すなわち、少女ではなくて私は女よという意識)ということなのだろうか。どうでもいいことだけれど(いや、どうでもよくはないかもしれない)。
マーガレット東京の空よごれたり 阿波野青畝
マーガレット束ねて消ゆる悔ならず 岡本 眸
つまりは、女にとって少女は通過点、男はいつまでも少年ということではないだろうか。女はとかく母親になりたがるもんね。そうか、「少年や六十年後の春の如し」永田耕衣を理解できてしまったぞ。
2007年5月23日 (水)
中国に貸しをつくって護憲しよう
中国国内における外資企業と純粋国内部門との間の格差は、生産性でみても9倍だそうだ。だから、格差(何を基準に計るべきか知らないが)としてはおそらく十数倍以上になるだろう。
中国の課題はこの格差問題の解決にある。これを日本が助力して解決し、貸しをつくれば北朝鮮問題も憲法改悪も沖縄基地問題もたちどころに解決するのになアと妄想するのである。詳しくは世界共和国ブログへ。
だけど米帝国主義の走狗たる日本国政府にはその意志も能力も無い。倒そう、安倍政権。
熊谷草@死者の声木霊の響く熊谷草
死者の声木霊の響く熊谷草
この日曜日に山中湖花の都公園で熊谷草(絶滅危惧種。ブドリさんの紹介で知った)を見学してきた。この公園、植物園として見ると少し物足りないのだが、今の季節は森の案内人とゆく1時間のネイチャーウォークがあるのでこれは絶対にお薦めである。
熊谷草、花筏などの珍しい野草が一般では見られない保護エリアにあって、それをNPOボランティアの人の案内付きで見学出来るのだ。
熊谷草はおよそ数メートル四方のエリアに群生して咲いていた。こんな群生を見られるのはここだけではないだろうか。今年は5/27まで。よろしければ是非どうぞ。
熊谷草母衣一つづつ群落す 清崎敏郎
熊谷草甲冑すでにほろびけり 河野南畦
竹散るや熊谷草の母衣の上 綾部仁喜
山かげに母衣のをさなき熊谷草 佐藤桂子
個体は滅んでも種がある限り生命は続く。俺の遺伝子が数十億年前に遡るということは思えば凄いことである。「海見れば遠き記憶の甦る遺伝子の神生命の連鎖」。
君子蘭@亡き母の遺品のひとつ君子蘭
何を思ったのだろう、亡母が君子蘭を買ってきたことがあった。その君子蘭が今年も花を咲かせている。毎日、亡母を思い君子蘭を眺めている。情が強い人だった。99年の夏に東京に連れて来て同居して五年で他界した母である。享年75歳。
端然と襟を正して君子蘭 富安風生
君子蘭の鉢を抱へる力なし 阿部みどり女
自動ドア過敏にあくや君子蘭 星野恒彦
校訓を筆太に垂れ君子蘭 木村ひでき
ところで君子蘭はヒガンバナ科の植物とある。蘭の仲間ではないんだなあ。そして蘭が秋の季語となっているのもまたおかしい。どうでもいいことではあるが。
更に本句。「亡き母」「遺品」がだぶっている。「強き母」では字余りだし意味が通じにくいしなあ。こちらはいささか問題だと思いつつ君子蘭を眺めた。
2007年5月22日 (火)
中国政府が米ファンドに出資!
これはひょっとしたら大ニュースかもしれない。
中国政府が設立する投資会社による米大手投資会社ブラックストーングループへの30億ドルの出資は、1兆2000億ドル(約144兆円)を超える巨額の外貨準備を抱える中国が、世界の金融・資本市場で存在感を強めていることを象徴している。
公的資金をアメリカの民間企業に出資すること自体も驚きだが、折からワシントンで第2回米中戦略経済対話が開かれていることを考えると、中国政府のみならず米政府の意思もこの件には働いているのは確実だ。中国の巨額な外貨準備(ドル)を背景にした米中のせめぎあい乃至共通利益の追求と見るべきである。
これに対して、中国に次ぐ世界第二位外貨準備高を誇る日本の外貨準備運用は全くアメリカ政府にお任せ、米国債の売却はおろか、米国債の利子さえももらえないという「通常の商取引では考えることのできない異常な日米財務省関係」が構築されている。つまりタダレタ日米関係なのだと評する見方もある。
そして我が官房長官はこの件で記者会見で質問されて「安全性と流動性そして収益性を考えてやるべきだ。日本は日本の政策をとるということに尽きる」と答えた(5/22日経)。
違うだろう!「属国日本はアメリカの政策に従う」と正直に言ったらどうなんだ。
こんな政府に憲法を変えさせるな!
ちなみにブラックストーンの上場に対しては、AFL・CIOが「ファンドはSECの監督外で、上場しても企業統治体制が不十分。投資家保護にも悪影響が出る」と主張して上場差し止めを米証券取引委員会(SEC)に要請している。今更わかりきった話だけれども、中国共産党が指導する中華人民共和国政府が米労働者の味方ではないことは明らかだ。おまえらそれでもコミュニストか!
ジャスミン@ジャスミンのごとく女と生れけり
先週の土曜日に伊豆の下田まで吟行してきた。了仙寺のアメリカジャスミンを句にするのが目的である。
行ってみたら満開でまことに濃厚な香り・匂いであった。また、ちょうど下田黒船祭というものを開催中で、時代装束に仮装した人たち(そういうツアーがあるようだ)やアメリカ軍艦の乗組員・家族で街は賑やかな雰囲気だった。
下田は日米友好発祥の地、了仙寺は日米和親条約調印の場所である。米帝は嫌いだけれどアメリカは好きな俺である。
ジャスミンにめくるめく日の爪木崎 渡辺恭子
素馨とは白き香りの白き花 後藤夜半
茉莉花の香指につく指を見る 横光利一
茉莉花に帽子の鍔の触るるまで 西村和子
素馨は「そけい」、茉莉花は「まつりか」「まうりんか」「まりか」と読む。いずれもジャスミンのことだそうだ。
アメリカジャスミンは「咲いた時は紫で、2、3日後に真っ白に変わり、白と紫の花が一斉に咲き乱れて美しい。南アメリカ原産で、明治末期に渡来、別名:アメリカンジャスミンというが、ジャスミンの仲間でなくナス科。花色が変化することから、英名はYesterday-today-and-tomorrow」 というのが面白い。そういえば「昨日、今日、明日」というソフィア・ローレン主演の映画があったなあ。
さくらんぼ@さくらんぼ我が性欲も衰へし
昔、「黄色いさくらんぼ」という歌謡曲があった。当時にしてはかなり刺激的な歌詞で印象が強く、さくらんぼを見るとそっちの方に連想が働いてしまう。
だけど、月山錦という品種があって「赤色系の品種がほとんどの中、黄色いさくらんぼとして貴重な品種」だそうである。また、さくらんぼが高価な「その答えは簡単で、大変栽培の手間がかかる果実だからなのです」とのことだ。以上、連想修正のための豆知識であった。
くちびるに触れてつぶらやさくらんぼ 日野草城
桜桃のこの美しきもの梅雨の夜に 森 澄雄
恋人はめんどうな人さくらんぼ 畑 耕一
国家よりワタクシ大事さくらんぼ 摂津幸彦
摂津幸彦の句に双手を挙げて大賛成。49歳で夭折した団塊世代の人のようである。「あたし赤穂に流れていますの鰯雲」などの摂津の句と戦略的分析がこちらで読める。俳句っていかがわしくてをかしくてフカイなあ。
2007年5月21日 (月)
日本の運命を決める三年間
5/19日経が「集団的自衛権の解釈見直しを是とする」という驚くべき見出しの社説を掲げた。是とする理由はいつもながらの現行解釈(集団的自衛権の否定)は「日米同盟の信頼関係や自衛隊の国際協力活動の支障になりかねない」というもののようだが、国の運命を決めるような憲法解釈の変更に際してはもっと具体的説得的な理由を挙げて欲しい。独立国だから集団的自衛権は当然などという理由で米帝国主義軍事下請化推進のお先棒を振るな、日経の阿呆。
一方、集団的自衛権解釈変更については自民党内からさえも異論が出ている。「船田氏、憲法めぐる首相方針を批判 本当なら憲法を改正して、集団的自衛権をどこまで認めるべきか議論すべきだ。(従来の)解釈をさらに再解釈して(集団的自衛権を)認めるのは本末転倒。それが通るなら憲法改正はいらないと皮肉った」とのことだ。
面白くなってきたなあ。日経も今日の論説副委員長のコラム「憲法改正は大連立次第」では「覚悟問われる自・民・公3党」と題して2/3の国会発議の壁を理由に「憲法改正は各党によほどの覚悟と決意がなければ実現し得ないテーマ」と改憲勢力の覚悟を求めている。
改憲は吉田茂以来の国策大方針(軽武装路線)の大転換である。郵政民営化のごとき小泉劇場詐術で誤魔化されるほど国民も愚民ではないだろう(多分、かなり自信ないけど)。
そして改憲は、戦争か平和かという思想的問題であると同時に、落ち目の米帝国主義に今以上のコミットをするかとどうかの政策的問題である。すなわち、ミサイル防衛など軍事強化で米産軍複合体・ウォール街に血税をむしりとられるか否かの問題でもあるのだ。
だからこの三年間が日本の運命を決定する。懸命な日本国民諸君、お願いだから浅薄な国家主義に騙されて改憲に賛成しないで欲しい。俺は安穏な老後を送りたい。
2007年5月20日 (日)
夏の蝶@己が影見つめてゐたり夏の蝶
己が影見つめてゐたり夏の蝶
病気なのだろうか、じっと地面にいたのである、この蝶。
模様の感じから判断してタテハチョウ科のツマグロヒョウモンと思われる(間違っていたら指摘して下さい)。じっとしてくれているので俺でも撮れた。
そしてようやく句も得ることができた。最近、被写対象の立場に立って擬人法で句を発想することを心がけている。写真はヒストグラムノーマライズしてコントラストを夏らしく強調した。
縁側は家内か外か黒揚羽 宇多喜代子
遠く来て夢二生家の黒揚羽 坪内稔典
ヴィーナスの臍深くして夏の蝶 福島壺春
日本海つひに夏蝶見失ふ 日美清史
福島壺春の句が面白いなあ。表現明快意味不明な句が名句なり。どうせ句をつくるなら奔放に作りたい。
栃の花@終焉のいつか来たらむ栃の花
終焉のいつか来たらむ栃の花
存在が認識を規定するのではなく認識が存在を規定する(カントのコペルニクス的転換)。要するに、見れども見えず、見る気にならなければ見えないということだ。
この栃の花、その辺の街路樹にいっぱい咲いているのだが、俳句カメラを始めるまでは全く気づかなかった(お恥ずかしい)。カメラ目線で周りを少し見るようになって気づき、異形の花だなあ何だろうと意識するようになったのである。
最初、樫の花かなあと誤認していたらブドリさんが栃の花であることを教えてくれた。日本固有のトチノキ科の落葉高木。昔、ある山村で土地ぐるみでこの木を守ったことから、「土地の木」という名前がつきましたとのことだ。花の終わりの時期になってようやく駄句駄写真を得たのでアップすることが出来た。よくよく見れば意外と美しいのである。
と、ここまで書いて例句を引くためにわたしの俳句歳時記で栃の花を検索すると、「マロニエ」は西洋橡の木と呼ばれているが、こちらはピンク色の花で別種であると記述がある。しかし、「花の歳時記 夏」を見ると白い花の写真がマロニエの花の写真として掲載されている。更に、ブドリさんの記事には紅花栃の花の写真もある。
ええい、みんなまとめて栃の木じゃ。マロニエも我が国固有の栃の木の一種としておこう。
仰ぎ見る樹齢いくばくぞ栃の花 杉田久女
栃咲いて浅夜しづかな疲れあり 星野麦丘人
橡の花きつと最後の夕日さす 飯島晴子
音楽堂マロニエの花散りゐたり 塩川雄三
ウィキペディアには、ヨーロッパの近縁種であるセイヨウトチノキ (Aesculus hippocastanum) はフランス語名のマロニエでよく知られる、と記述されている。この写真の花はやっぱりマロニエとするべきであろう。
2007年5月18日 (金)
歌よりカネ
「ヒラリー・クリントン上院議員が16日、支持者にキャンペーンソングを募集するメッセージを自身のウェブサイトに掲載した」そうである(クリントンおばさんの写真がいいよ)。
これもカネ集めの一環か。詳しくは世界共和国へ。
若楓@見上ぐればそこにしあはせ若楓
若葉(柿若葉、椎若葉など)の中では楓の若葉が格段に美しい。「青き紅葉」「若葉の紅葉」という季語があるのも成程と思う。そんな楓の若葉の美しさに感じ入って撮影、後付けで句をつけたのが本句である。
初案「昨日より今日が幸せ若楓」だったけれど、これは「今生のいまが倖せ衣被」鈴木真砂女に倣ったものだ。従って本句も真砂女の影響下にある。
伯母逝いてかるき悼みや若楓 飯田蛇笏
若楓京に在ること二日かな 川崎展宏
読書する神官独り若楓 平峯秀子
捨てし世も時には恋し若かへで 永井荷風
韜晦の人荷風の生き方を思うと荷風のこの句を額面通り「世を捨てた」句とは受け取れない。そしてまたあざとくも思えるが、そこがまた荷風の俳風なのだろう。荷風の「色町や真昼しづかに猫の恋」という句も俺のこのブログの検索で出てくる。結構、俺は荷風を引いているのである。
桜の実@僕だけが見つけたんだよ桜の実
桜にも(花が咲くのだから当然に)実がある。しかし、桜の実なんか全く意識してなかったなあ。ところが歳時記を見るとちゃんと季語として存在するし、「花の歳時記 夏」にも綺麗な写真が載っている。これは我が愛用カメラによって手中にしなければと思い、ご近所桜の名所たる歩道橋から接写を試みたのが上の写真である。
ちなみに、桜の実は最初は青、次第に薄紅色、熟して黒紫色になるそうだ(桜の実@「季節の花 300」参照)。俺にはまだ薄紅色の残りしか。
桜の実紅経てむらさき吾子生る 中村草田男
桜の実赤し黒しとふふみたる 細見綾子
晩年のひかりを給ふ桜の実 田中良次
実桜のすき間の空や弥撒の鐘 六本和子
本句は初案「桜の実青く小さく目立たずに」だった。同じ発想上で本句へと表現を変えたのだが矢張り線が細い。ここは何かを取り合わせるべきだったと反省。
そこで口直しにDigital Photo Gallery by ZEISS 「桜の実」をどうぞ。表現力が圧倒的なお写真である。
2007年5月17日 (木)
今夜の我が心
その1:若楓
朝吟行で楓若葉の美しさに気づき撮影。なんとか句もひねることが出来た。明朝公開。
その2:弱気相場もそろそろ底
明日が一番底だろう。よもやの買い指値17530×ミニ2枚が出来てしまい利食い返済できず17520で損切りし買い持ち無しで明日へ。今夜のNY下げ、明日の日経17400割れを期待。
その3:朝青龍×黒海
黒海の前褌狙いを朝に読まれて完敗。全く相撲にならなかった。「朝青龍の傍若無人な乱暴さは、小泉前首相の自制なき弱いものいじめと、それを喜ぶ世相のうつし鏡だ」と天木直人さんは言うけれど、あまり相撲をご存知ではないと思う。すべからく気に入らないことを新自由主義の所為にするのはいかがなものであろうか。
蝶@蜆蝶この世にあはれ紛れ来し
蝶の写真が撮れたので「俳句の鳥・虫図鑑」を見てみると蜆蝶だと判明した。しかし、ブログにアップするためには句を作らねばならぬ。
そこで初案「黄泉からのメール携え蜆蝶」、つまらぬ。推敲「たまさかに世に紛れ来て蜆蝶」「生れ来てその理由知らず蜆蝶」も説明が過ぎ、句になっていない。困ったなあどうしようと思っていたら「この世にあはれ」が閃いて本句となった。これは便利なフレーズだ。例えば、「ひとりゐてこの世にあはれ梅雨近し」など上五と下五を接着させるオールマイティ・フレーズとも言うべきものだ。
しかし、この中七オールマイティ・フレーズは短歌「今しばし死までの時間あるごとくこの世にあはれ花の咲く駅」小中英之に先例があることに気づいた。これを知ってしまえばおしまいよ。もう、使えぬ(と言いながらいつかまた使いそうな予感)。
世の中よてふてふとまれかくもあれ 宗因
しじみ蝶ふたつ先ゆく子の霊か 能村登四郎
泥染の泥田の小畦蜆蝶 木村蕪城
しじみ蝶とまりてげんのしようこかな 森 澄雄
森澄雄の句の「げんのしようこ」がよくわからない。現の証拠(下痢の時に用いるとすぐに効果が現れるところから由来する薬草)のことかなあ。
いつ破裂するか?米株バブル
今日も上げてるぜ、NYダウ。昨日大引け後に日経先物買い持ちしていて正解。
でもいつかは破裂する米株バブル。なぜなら俺が日経先物17385で連休明け前からずっと売り持ちしているからだ。詳細は、どこまで続く?アメリカの株バブル@世界共和国参照。
正直告白:あの大損こいた先物に先月からまた手を出してしまった。しかし、ミニ先物2枚に限定。いまのところ成績良好ではある。相場好きそれを理由に句作せず。
2007年5月16日 (水)
夏場所@夏場所の憎まれ者の気迫かな
今場所の横綱の気迫が凄まじい。初日の豊ノ島戦は必要以上とも思われるかち上げ、二日目豊真将、そして昨日の稀勢の里といずれも気迫で圧倒した相撲だった。場所前稽古での「プロレスまがいの荒ワザで、新小結の豊ノ島に左ひざ靱帯(じんたい)損傷で全治2週間のケガを負わせた」事件にまつわる様々な雑音(正しい音も混じってるかもしれない)を気迫で跳ね返そうとしているようにも感じられる。そもそも、このプロレス技事件自体が八百長報道を引きずってのことかもしれないなあ。
いろいろあるけれど、異文化の摩擦によって新たな文化が生れる。大相撲は日本グローバリゼーションの先頭をともかくも走っているのである。
夏場所や土俵いのちの名寄岩 久保田万太郎
夏場所やもとよりわざのすくひなげ 仝
夏場所やひかへぶとんの水あさぎ 仝
煌々と夏場所終わりまた老ゆる 秋元不死男
写真は竹橋交差点。住友商事と毎日新聞が見える。商社はグローバリゼーション資源確保の先頭を走っている(ように見える)。先日、三菱商事株の利益確定したばかり。
薔薇@白薔薇の咲いてかなしき夢見頃
ご近所の白薔薇。白がいい。清楚がいい。乙女チックな甘い句でもいい。ああ、帰らざる日々よ。「歳なれば棘なき薔薇を愛でにけり」「音楽が好きです薔薇も愛します」に続く薔薇、三句目であった。
手の薔薇に蜂来れば我王の如し 中村草田男
雷すぎしことばしづかに薔薇を撰る 石田波郷
老いにも狂気あれよと黒き薔薇とどく 能村登四郎
記念樹の薔薇の名アンネ爆心地 重本泰彦
こうしてみると薔薇には様々なメッセージが託せると思う。だからこそ「ことばしづかに薔薇を撰る」ことが出来るのである。そして、しづかなる言葉の力を俺は信じたい。言葉が、インターネットが世界を変える。いつか世界共和国ができると思う。












