蟻@労働の外に趣味なし蟻一匹
写真を始めて二ヶ月経ったかなあ。こんなにパチパチ撮るとまでは思わなかった。デジタルの有難さだ。そして、撮った写真の中で圧倒的に多いのは花。これも少し想定外だったけれど、考えてみれば被写体でまず目につくのは花なのだから当然の話だ。
だがしかし、動物が撮れれば花よりも嬉しい。動物自体が植物よりも数が少ないし、動きのあるもののある瞬間を固定化する喜びがあるからだ。
そこで、蟻。芍薬の蕾を破ろうとする蟻を撮ることができた。俳句はちょっとピント外れだなあ。「蟻一匹固き蕾を破らむとす」が初案だったけど没にした。こんな焦点に絞って句にしたかったのだけれど。
蟻の道雲の峰よりつづきけり 一茶
蟻の列みんな働き盛りなり 中村菊一郎
炎天を泣き濡れてゆく蟻のあり 三橋鷹女
ふと思うことありて蟻ひき返す 橋?石(門に月)
鷹女の句に感じる。一種の擬人法なのだが、人間の心の比喩になっている。そうか、蟻になった気持ちで詠めばいいのか。蜜はらむ蕾はかたし蟻の泣く。ダメだ、いまだ修練途上なり。
蟻の列みんな働き盛りなり 中村菊一郎
炎天を泣き濡れてゆく蟻のあり 三橋鷹女
ふと思うことありて蟻ひき返す 橋?石(門に月)
鷹女の句に感じる。一種の擬人法なのだが、人間の心の比喩になっている。そうか、蟻になった気持ちで詠めばいいのか。蜜はらむ蕾はかたし蟻の泣く。ダメだ、いまだ修練途上なり。
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