薔薇@白薔薇の咲いてかなしき夢見頃
ご近所の白薔薇。白がいい。清楚がいい。乙女チックな甘い句でもいい。ああ、帰らざる日々よ。「歳なれば棘なき薔薇を愛でにけり」「音楽が好きです薔薇も愛します」に続く薔薇、三句目であった。
手の薔薇に蜂来れば我王の如し 中村草田男
雷すぎしことばしづかに薔薇を撰る 石田波郷
老いにも狂気あれよと黒き薔薇とどく 能村登四郎
記念樹の薔薇の名アンネ爆心地 重本泰彦
こうしてみると薔薇には様々なメッセージが託せると思う。だからこそ「ことばしづかに薔薇を撰る」ことが出来るのである。そして、しづかなる言葉の力を俺は信じたい。言葉が、インターネットが世界を変える。いつか世界共和国ができると思う。
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