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2007年5月 6日 (日)

春時雨@日曜の歌壇俳壇春時雨

Photo_760 日曜の歌壇俳壇春時雨

インターネット俳句会の0点句。意味が伝わらなかったのかなあ、いやいや、パンチに欠けたのかもしれない(動詞を使っていない)。なにせ千句以上の句から選ぶ、選ばれるのだから大変だ。
それはさておき、新聞歌壇俳壇は週末の楽しみだ。そこで昨日の日経俳壇から一句、「春霜や最後の職場最終日」小平・三浦正明。季語の本意が尽くされている秀吟と思う。
春時雨ショパンに別れのワルツあり」で引いた例句を読み直したが、「春時雨」は明るい中に淋しき情感が湧いてくる。今の季節にはもうそぐわないけど、いい季語だ。

 海の音山の音みな春しぐれ     中川宋淵
 雑巾で猫拭く春のしぐれかな    小林清之介
 春驟雨木馬小暗く廻り出す     石田波郷
 春時雨行かぬ集ひに執しをり    安藤富士子

短歌も俳句も結局は悲しみの歌。悲しみに何をトッピングするかが技術(及び季語の働き)なのかもしれない。喜びはひとときの晴れ春時雨。

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