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2007年5月10日 (木)

泳ぎ@亀泳ぐ浄土寂土へ時超えて

Photo_770 亀泳ぐ浄土寂土へ時超えて

亀が泳いでいる姿が面白い。重たい甲羅を短い手足に乗せて懸命に泳いでいる。そうかと思えば泳ぎを止めてぷかんと浮かんでいる。着実に泳いでいればいつかは目的地へ着くだろう、亀さんよ。
写真は近くの公園で撮影したもの。この公園の傍を通るときはいつも亀が見えないだろうかとチェックしている。
ところで、いつも疑問に思うのだが、こういう都会の公園の池の亀の繁殖はどうしているのだろうか。狭い池の中で限られた範囲で繁殖するのは可能なのだろうか。それとも管理者が交配の面倒を見ているのだろうか。

 暗闇の眼玉濡らさず泳ぐなり   鈴木六林男
 愛されずして沖遠く泳ぐなり     藤田湘子
 黒鯛の上ゆるゆると遠泳す     平畑静塔
 人あまた泳がせて海笑ふなり    桂 信子鈴木真砂女

鈴木六林男の句、写生句ではない。「京大俳句」で西東三鬼に師事。昭和一七年、バタアン半島で戦傷し帰還、以後も弾片が体内に残る。という経歴の人で、戦争を時代を一貫して見つめ続けた俳人である。代表作に「遺品あり岩波文庫『阿部一族』」「戦争と畳の上の団扇かな」がある。俳句は静かにしたたかに反戦を詠える詩だと思う。

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