グリーンスパン発言はバブル鎮静化策
米国相場が下げている。現時点でNYダウ▼84.28、NASDAQ▼39.13、CME(シカゴの日経225先物)17520と昨日大証終値比▼140だ。これでしこっていた売り建て玉(17518)を利益確定できそうだなあ。しかし、昨日現物引け後に買い建てた17690が今度はしこりになりそうだ。
米国の下げの理由が現時点では不明だが、グリーンスパン「劇的収縮」発言も影響しているのは間違いないだろう。昨日の日経先物、上海A株(中国人のみ参加可)、上海B株(外国人も参加可)を記録として残しておく。
もうちょっと分析を後刻予定。米中共同口先介入の成果ではないかと憶測している。
さて、ここからが続き。米国株下げの理由は「4月の新築住宅販売件数は市場予想を大幅に上回り、前月から急増。住宅市場の回復期待を誘い、住宅建設株の支援材料となった」ため利益確定売り、金利下げが遠いたとの失望売りが理由と伝えられている。中国株(特に上海B株)下げは一部の資源株下げにつながっていると朝のモーニングサテライトは伝えていた。
それにしても、米中戦略経済対話第二回終了時に合わせたかのようなグリーンスパン発言、両国政府共謀しての株バブル鎮静化策とも思える。日本のバブル経験に照らせば、バブルは早期に破裂させた上での持続的な高株価維持が為政者にとっては賢明、好都合であろう。
だから、グリーンスパン「劇的収縮」発言に過剰に反応してはならない。米国株下げも金利下げ失望売りにすぎず、米景気は強いことの証拠である。
それでも相場は過剰に反応する(ヤフー掲示板を見よ、ネットウヨまで蠢いている)。そこが賢い博打打ち(一応、そのつもり)のつけいるべき穴だ。
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