蝶@蝶の夢見果てぬままにバッハ聴く
蝶の夢見果てぬままにバッハ聴く
蝶が撮れたのだ。多分、アゲハチョウと思う(参照→蝶の図鑑)。
場所は大船植物園だ。ここはハンカチの木、ナンジャモンジャの木、ゆきもちそう、など珍しい植物も見られ、半日楽しめた。
俳句は蝶の写真をアップするための必要条件なので、ちょっと無理筋でつくった。「見果てぬまま」はつまらないし、「バッハ聴く」は困ったときのバッハ頼みである。蝶撮れてブログに載せる蝶の夢。写真も句も「初蝶来明日の便りの届きけり」に続く二作目である。
ほそみとはかるみとは蝶生れけり 久保田万太郎
蝶々のもの食ふ音の静かさよ 高浜虚子
初蝶やわが三十の袖袂 石田波郷
指に棲む蝶放たむとする夕べ 宗田安正
万太郎の句は文学論だろう。そして虚子、この発想の巨人よ。また波郷のロマンチシズム。最後は宗田安正の平明なシュール。どんな人だろうと検索したら「結社を創らず、入らず、独自の句郷に飄々としてお住まいの宗田安正さん、とても気になる俳人です」としていくつか紹介されているページに出会った。「銭湯にカフカ氏からだ洗ひをり」が気に入った。こんな句を俺はつくりたい。
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