燕の巣@下町を離れいくとせ燕の巣
下町を離れいくとせ燕の巣
笛吹川フルーツ公園に向かう途中、談合坂SAで休憩。車を降りたら燕が飛んでいる。ほうと思いつつ用を済ませてぼうっとしていたら燕の巣を発見した。巣の下に板を手当てして糞から防護しているのが当然の気配りだ。そこをパチリした。
従って、句は後付けとなり、甘い句となった。燕が飛び交っていた下町の風景を思い出し、それを句にしようとしたものだ。ダウンタウンボーイであった俺の記憶である。
燕の巣みどりのかげのさしゐたり 大野林火
温泉の村や家ごとに巣くふ燕 高浜虚子
巣燕の胸清潔に日本海 迫田白昼子
住みつきて町医となりぬ燕の巣 北崎珍漢
「下町の生れ育ちや燕の巣」ぐらいでよかったかなあ。いや、下町自体が問題なのかもしれない。手垢がついた言葉だと思ってしまうともう駄目なのだ。
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