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2007年5月10日 (木)

初夏@初夏や冥土眺めて甲羅干し

Photo_769 初夏や冥土眺めて甲羅干し

初夏は「はつなつ」と読んでほしい。その響きが好きだ。風は爽やかで空は晴朗、一年で最もいい季節だ。
本句はちょっと抹香くさいけれどいつか行く冥土だから、爽やかな季節にこそ眺めていたい。えっ、見えないってか。そうか、俺にも見えないなア。

 初夏やをとこ不惑の泣きぼくろ    稲垣きくの
 たまさかは夜の街見たし夏初め    富田木歩
 初夏に開く郵便切手ほどの窓     有馬朗人
 銀座首夏どの店の何啖はむや    山崎ひさを

稲垣きくのの句は男の泣きぼくろにじいんと来る。どんな人だろうかと検索してみると、「お若いとき、松竹蒲田撮影所で女優を志すも、撮影所の大船への移転を前にして目的を果たせなかった。強烈な自信に反する挫折、愛と憎しみ、そして、妬心。揺れ動く心の果ての寂寥」に出会った。「滝の音によろけて掴む男の手」他の映画のワンシーンのような句がいくつか引かれているので参考までに一読を。

そういえば山田洋次「キネマの天地」は名画だったなあ。深作欣二「蒲田行進曲」も思い出してしまった。映画館で映画を観ることはもうないだろうけど、テレビでやってくれたら永久保存ダビングするいつもながらのしぶちんである。

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