六月@六月や赤毛氈の人力車
六月や赤毛氈の人力車
鎌倉長谷寺山門前の風景。人力車の緋色の毛氈が印象的だったので、若干の肖像権侵害は申し訳ないが撮らせて頂いた。
中七「緋の毛氈」も考えたが「の」の繰り返しがうるさいので「赤毛氈」とした。また、上五の季語「六月や」は動くような動かないようなよくわからぬ。まあともかく「六月」の句である。
六月の女坐れる荒筵 石田波郷
六月の赤き虫とぶ深山寺 秋元不死男
六月や読めねど譜面美しき 堤 一巳
甘納豆六月ごろにはごろついて 坪内捻典
堤一巳の句の発想が面白い。ジューンプライドなる言葉もあるから「美しき」と六月はいい取り合わせだ。とすれば俺の本句も「六月」は動かないと言えよう、と我田引水してみた。
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