紫陽花@大仏の横顔美しき七変化
大仏の横顔美しき七変化
鎌倉の大仏であ る。与謝野晶子
が「美男におはす」と詠った大仏である。インターネットでどなたかが大仏を、ありきたりの正面からではなくて横から撮られているのを見て俺も真似しようと思って撮った。
撮ったのはいいが公開するためには句をつけねばならぬ。晶子の歌の本歌取りをするのは当然であるが「夏木立」まで頂戴することもない。どうしようかなあと思いつつ歳時記を見ていたら、紫陽花のことを七変化ともいうことを初めて知った。お、これ頂きという経緯を経て本句となった。確かに大仏は美男におはすのである。紫陽花を取り合わせた写真にできればもっとよかったなア。ところで、「美しき」は定型に納めるべく「はしき」と読んで欲しい。
紫陽花剪るなほ美しきものあらば剪る 津田清子
あぢさゐの毬より侏儒よ駆けて出よ 篠原鳳作
あじさいはまるくあつまるたくさんに 山浦明樹
紫陽花に秋冷いたる信濃かな 杉田久女
もうすぐ梅雨だ。しかし、信濃の山では梅雨過ぎて秋になっても紫陽花が咲いていることだろう。
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