水着@たつぷりと四肢を伸ばして水着来る
たつぷりと四肢を伸ばして水着来る
市営プールでのかなり以前の所見。水着の季節がやってくるまで在庫していたものである。
問題は写真俳句にするための写真であるが、鎌倉円覚寺で撮ったこの写真が俳句と取り合わせがいいのでこれを採用した。絶妙なコラボと自負している(誰も言うてくれへんから自分で言う)。
無思想の肉が水着をはみ出せる 長谷川櫂
父と子の水着あゆめり逗子銀座 草間時彦
恐るおそる水着の妻を一瞥す 田辺博充
まつはりて美しき藻や海水着 水原秋桜子
櫂の句、酷い句である。この時、相当機嫌が悪かったのではなかろうか。いや、そうではなくて肉体に惚れ惚れしてしまった照れ隠しの一句かもしれない。韜晦もまた俳句の味である。
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