虎が雨@楽天に負ける阪神虎が雨
楽天に負ける阪神虎が雨
楽天マー君が「阪神相手に7回133球、8安打を浴びても要所で8三振奪って1失点に抑え、虎退治」一昨日の試合、見たかったなあ。本物の阪神ファンはこのようにマゾヒスティックな喜びにも浸れるのである。愛憎も好悪も全て呑みこんだ上での度量の広さが阪神ファンである。人生の切なさ、世間の冷たさ、おのれの不運その他全ての事象を阪神に見るのである。
ところで、「虎が雨」とは「陰暦5月28日に降る雨。この日は曾我兄弟が討れた日で、それを悲しんだ大磯の遊女虎御前(兄十郎祐成の恋人)の流した涙が雨となったという言われに基づく言葉」(わたしの俳句歳時記)だそうである。これでまたひとつ賢くなった。我が阪神タイガースは完敗してもファンに恩恵を贈ってくれるのだ。
海女が戸の牡丹ぬるゝ虎が雨 富安風生
虎が雨あめつち狂ふごとく降る 草村素子
甲冑の中がまつくら虎が雨 松下康雨
阪神の応援メガホンだけではさみしいので母の遺品の君子蘭を取り合わせて写真とした。後ろに見えるのは愛用のビデオ。このビデオとデジカメが俺の人生の中で最もコストパフォーマンスのいい買い物である。
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