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2007年6月11日 (月)

昼寝@幾多郎の昼寝してゐる東慶寺

Photo_836 幾多郎の昼寝してゐる東慶寺

鎌倉吟行は円覚寺→東慶寺→大仏→長谷寺というルートを採って電車・バスを利用した(鎌倉の車の渋滞は堪らぬ)。東慶寺は駆け込み寺という知識しかなく、どんなものかなという程度の興味で訪ねたのみだ。
ところが、泰山木の花が収穫、そしてこの西田幾多郎の墓が次なる収穫だった。そうか、西田は晩年は鎌倉で暮らしたんだなあと思い出した。
写真ではわかりづらいが「寸心居士」と銘が墓に入っている。ネット検索すると、この東慶寺に西田の墓があるのは岩波茂雄の発案だったということがわかった。岩波、西田、安倍能成の三人の墓が並んで「岩波通り」と呼ばれているそうだ。いわゆる岩波文化人のメッカとでも言うべきか。

 あの世へも顔出しにゆく大昼寝     瀧 春一
 天寿とは昼寝の覚めぬ御姿      阿波野青畝
 はるかまで旅してゐたり昼寝覚     森 澄雄
 停年がそこに来てをり昼寝覚      福田蓼汀

ところで、このところ全く哲学していない(読書もしていない)。相場と俳句と写真とブログとテレビで忙しいのだ。そんなところへ幾多郎の墓との出会い。そこでもう一度、わが「西田幾多郎×永井均」を読み返してみた(この記事、結構いまも検索されている)。

「私」は記号世界の中の俺、これに対して<私>は経験世界の中のかけがえの無い俺。そして、そんな<私>(絶対無)に気づくことを「自覚」と西田は名づけたのだ。昼寝から覚めて自覚のわれなりき。

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