半夏生@えごの実のつぶつぶ垂るゝ半夏生
えごの実のつぶつぶ垂るゝ半夏生
写真と俳句のおかげで生きものに注意が向くようになった。朝のウォーキングでも今まで目にも留めなかったように気づくようになった。写真はえごの実。花をたくさん下向きにつけて馥郁たる香りをもたらす木の実である。あの花にしてこの実あり。生きものに触れて発見する喜びをこの歳になってようやく俺は知ったのである。
起きぬけの顔の白しや半夏生 舘岡沙緻
おとろへていよよ狷介半夏生 富田直治
ぼんやりと亀の浮きたる半夏かな 村井美意子
病室に降る煤のあり半夏生 石田波郷
半夏生なんて言葉、俳句に接しないと出会わなかったろう。かつては夏至から数えて11日目としていたが、現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっている。毎年7月2日頃にあたるそうだ。また、ドグダミ科でこの名を持つ植物もある(半化粧から来ているとの説あり)。更に、カラスビシャクという漢方薬になる植物の別名が半夏である。ややこしいなあ。
でも、梅雨の季節のこの頃を梅雨ではなく半夏生または半夏とするのは気分がよく似合っている。また使ってみよう。
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