蜻蛉@結石や蜻蛉つるむ日帰り湯
結石や蜻蛉つるむ日帰り湯
先週金曜日、相場を後半休して所用で外出したが、外出先で腹痛。下腹部が腫れているように痛い。激痛というほどでもないが(痛いのが嫌いな俺にとっては)相当に痛い。昔やった十二指腸潰瘍の時の感覚、なんで俺だけがこんな目に遭うんだという感覚が蘇ってきた。消化器系なのかそれとも尿管結石かなあ、この時間からだと医者も閉まってるしなあと思いつつ所用終了後なんとか帰宅した。
食欲もあまりなく、それでも結石だとするとビールぐらいは飲んでおこうと飲んで少し食べて横になっていると少し安らいだ。とにかく床に就いたが矢張りまだ痛みが収まらぬ。ひょっとしたら消化器系かと思いビオフェルミンを飲んで米国株急落をネットで眺めていると吐き気。トイレでどっともどしてしばらくすると痛みが収まって就寝できた。結局、9時間ほど痛みが継続した。
翌日、痛みはけろっとなくなっていたのだが原因究明するべく行きつけの女医さんのところに診察してもらいに行った。小水を検査すると血尿と蛋白。尿管結石と判明して炎症止めの抗生物質と再発時痛み止めの座薬を処方してくれた。なんでこの俺が結石やねん、老化のせいでしょうかと訊いたら、老化と結石は無関係との返事。できるときにはできるものだそうだ。
以上、見苦しき写真を付けて長々と書いてしかも駄句(翌日行きつけの日帰り湯で休養して得た)が、これも生活記録と堪忍を願う。大激痛を伴う結石でなくてよかった。ちなみにこれを書いている現在(7/25早朝)、NY株は結石の日を上回る大崩落。結石もバブル破裂も起こるときには起こるのである。
蜻蛉や村なつかしき壁の色 蕪村
生きて仰ぐ空の高さよ赤蜻蛉 夏目漱石
蜻蛉の微のまぎれずに秋の天 富安風生
己が影を踏みもどる児よ夕蜻蛉 富田木歩
結石は自然現象だが相場暴落は社会現象、もっと言うと人の心のなせる業だ。しかし、人の心の究極も自然。自然に予期せぬことはあって当然である。時間も空間も因果律も必然も偶然も無眼耳鼻舌身意無色声香味触法たる事実世界に人間が持ち込んだ概念→記号世界(論理空間)の産物なのだから。
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