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2007年7月12日 (木)

冷酒@ひといろに染まる日本や冷し酒

Photo_881 ひといろに染まる日本や冷し酒

このところイザ!で機嫌よく遊んでいる。産経新聞が運営しているサイトなので右っぽい記事が多いが、それを分析反論批判いちゃもんする楽しみがあるのである。
最近、参考になったのは産経の参院選に関する社説で、これを読んで俺は初めて安倍政権が目指そうとしていることを具体的に把握することができた。つまりは、(1)改憲・国民教育統制強化(2)公務員改革(組合つぶし)(3)日米同盟強化が「美しい国」ということである。
ところで、イザ!の最近の記事で腹が立ったのは、社保庁歴代長官、13人の「言い訳」直撃。ご興味ある方は是非一読をと思うのだが、例の退職金一部返上=寄付問題での歴代長官の実名を上げての対応を批判、悪人・戦犯扱いしたものだ。そして「よくやった実名報道」などとこうした悪人・戦犯扱いを持て囃すのが大方の反応なのも気になる。社会保険庁は「ダラダラ働いている職員」「ゴミ」などと発言した安倍総理を先頭に多数派によるいじめの格好の対象、まさに一億総いじめ大国日本である。

こうした状況と上で述べた安倍政権が目指すところを合わせて考えると、この国はナショナリズム(国民は心を一にして国を盛り上げよう)の方向に動いていると見てよい。今回参院選で多少負けても政界再編などを通じてナショナリズム多数派が更に強化されると俺は見ている。

赤信号みんなで渡れば怖くない、行け行けドンドン世界に冠たる日本人でバブルを起こし崩壊させデフレ崩壊の淵にまで立ったことを多数派はもう忘れかけている(大東亜戦争の敗北も同じ)。多様性こそは健全な民主主義と経済・文化の根源なのに、世の中を一色に染め上げることが興国の道だと多数派は信じているのである。ナショナリズムこそは大東亜戦争敗戦、バブル敗戦と二度に渡った亡国の道なのに。

 冷し酒世に躓きし膝撫ぜて       小林康治
 冷酒に替りしんみりしてきたる     金子孝子
 西荻はときどき雨の冷酒かな     藤田あけ烏
 冷凍酒旅にしあれば妻ものむ     森川暁水

多様性、個性の尊重(憲法13条。国民は皆それぞれの幸福を追求する権利がある)こそは民主主義の祖国アメリカから頂戴したものである。健全な民主主義もときに間違うことが多々あるが、したたかな復元力を有している点が付け焼刃多数派民主主義と異なる点である。どうやらイラク戦争も9月が転換点、米帝国主義はキライだがアメリカは好きな国である。若かったら俺も大リーグに行ったのに。

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