虹@とろとろと虹を追ひかけ還暦に
とろとろと虹を追ひかけ還暦に
まだ還暦ではないけど(還暦一歩前)下五に納めるためにやむを得ず還暦になってしまった。
写真も、虹は撮れそうにないから朝の太陽に照らされて光る葉にした。
こんな風に言い訳ばかりの一生だったなあ。やだやだ。こんな人生、嫌だ厭だ。
身を反らしいつかは渡る虹の橋 中村苑子
虹の橋この世のいづこにも触れず 和田知子
虹自身時間はありと思いけり 阿部青蛙
いづくにも虹のかけらを拾ひ得ず 山口誓子
上のような例句を読むと、俳句はまるごと比喩だと思う。虹という現象を記号化することで実は虹以外の何かを象徴しているのだ。そんな目で例えば誓子の句を見ると、この「虹」は何を指しているのだろうかと面白くなってくる。虹の中虹に気づかず眠りをり。
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