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2007年7月 7日 (土)

星に願いを(世界共和国へ)

最近、BS録画した映画を相場板を眺めながら見ることが多い。あんまり映画に集中できないから、ストーリーの理解もいい加減で終わってしまうが、そんな程度で済む映画も多いから(例:「夜の豹」シナトラ)相場ながら視聴がBS録画消化にもってこいなのだ。

ところが、今日、ながら視聴ではなくまともに観た「宋家の三姉妹」は見応えがあった。西安事件(抗日統一のきっかけとなった蒋介石軟禁事件)をクライマックスに設定した歴史ドラマで、原作もある。もう少し、人間ドラマとして掘り下げがあると(例:次女・慶齢は何故容共に傾いたか)もっと楽しめたと思うのだが、まあ、こんなものだろう。

ところで、この映画は97年製作、香港資本となんとフジテレビの共同出資である。映画の内容がわりと容共的、しかも「日本軍は残虐の限りを尽くした」などというナレーションもあるのに、よくフジテレビが出資したと思う。今だったら出資はしないなあ、多分。
ともあれ、この映画、中国現代史に興味を持つきっかけにはなる。親日反中の皆様にお勧めだ。

閑話休題、香港返還から10年。媚中などという言葉は十年前にあったろうか。この十年で開いた日本と中国との距離を思うとちょっと悲しくなる俺である。一国二制度、少なくとも香港程度には民主化された大陸中国(含む台湾統一)がいつか実現し、日中米(ロシアも統一朝鮮も含む)相互平和条約が出来ますように、七夕の祈りである。

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