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2007年7月 3日 (火)

泰山木の花@朽ちてゆく泰山木の花しづか

Photo_869 朽ちてゆく泰山木の花しづか

これもインターネット俳句会に出した句だ。自分ではちょっと気に入っていたところ、幸い、一点を頂戴した(採ってくれた方、感謝です。あなたは目が高い)。
花はみんな汚く朽ちるのだが、泰山木の場合、花が大きいから目立つ。それを「しづか」という言葉を得て、しかも「泰山木の花」ときっちり詠み込んで「花しづか」と結句と出来たのが自分で気に入っている点である。例句は(泰山木は散々引いたので)二句だけ。

 泰山木の花より上に妣(はは)の国   木村日出夫
 泰山木咲きしんしんと空の沖       増成栗人

泰山木のあの清冽な白が朽ちればこのような色になる。それが自然(循環)の事実なのだが、その事実を人は記号化した上で価値付けするのである。これを称して、事実世界⇔記号世界(論理空間)⇔価値世界の三層構造と俺は呼んでいる。そして、俳句における写生とは、事実世界を記号世界に写像し、そこに価値(例えばあはれ、をかし)を映し出そうとする営みのことである。ちっとは俺も写生が出来るようになったか。

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