花魁の曼珠沙華咲くわが団地
「まんじゆしやげ昔おいらん泣きました」渡辺白泉の本歌取りの句である。 この句は右の写真の時代を想起させる。「貧しさはきはまりつひに歳ごろの娘ことごとく売られし村あり」結城哀草果の時代である。俺が生れるつい二十年ほど前のことだ。当時の日本国民のほとんど大多数は(侵略戦争に反対した共産党はこの点、エライ)こうした窮状から逃れるべく大陸侵略を支持、歓迎した。この時代から今を見ると現在の「繁栄」は一場の夢かもしれない。
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