仏蘭西のレクイエム聴く花芒
フォーレのレクイエム(「他人の信仰に敬意を払う不信心者の作品」と評されているそうだ)。「熱狂の日」でのミシェル・コルボ指揮の演奏をBS2で放送していたので録画して繰り返し聴いている。天国が実在するとは信じていないが、この曲は天国的な美しさだ。俺の葬式で流してほしい曲は、このレクイエムとカヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲だなあ。
あと、レクイエムではヴェルディ。「怒りの日」などは少々辟易するぐらいオペラチックにすぎるが、ヴェルディが泣きながら作曲したというLacrimosa(涙の日)は聴き手も泣ける。アルコールが入っているとほんとうに泣いてしまうかもしれない。信仰は持てない俺だけど生きることの悲しみは知っている(つもりだ)。
CDは図書館から借りてダビング、DVDはテレビの録画。かくして俺のほぼコストゼロの「財産」は生ある限り増えて行く。キリエ・エレイソン(主よ、あわれみたまえ)。
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