大連で苦闘する就職氷河期世代
昨日のクロ現「“就職氷河期世代”夢はつかめるか」がちょっとショッキングだった。 日本企業が中国大連で開いたコールセンター(内実はキャッチテレホンセールス)に中国人が集まらず、日本人が時間給300円で働いているという話だ。
就職氷河期にたまたま出くわしたばかりに正社員になれなかった若者(もう30を越えている)が中国で低賃金労働しながら中国語をマスターして正社員を勝ち取ろうとする「夢」である。ところが、雇う側の企業の眼は厳しい。中途採用正社員として雇うためには語学だけではなく知識、経験・人脈(要するに即戦力)を求めるからだ。雇用の二極化の現実を教えてくれる番組だった。
こういうドキュメンタリーを見ると、小泉就任演説「米百俵」を思い出す。かっこよく「米百俵」を打ち出して置きながら、これといった若者対策を実行しなかった小泉政権の偽善に腹が立つ。そして、若者がキャリアを身につけられないままに中高年化して行く日本の明日を思う。
俺の安穏な老後(年金水準維持)のためにも政府に労働対策(二極化そして就職氷河期世代)を実施させよう。清潔・安全・自由かつ公正な社会日本を世界の若者の働き場所にしよう(移民開国せよ、日本)。
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