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2007年10月19日 (金)

事実と真実、どう違うか

アバウトミーにとりあえず質問を出してみてから自分の回答を考えたら、お得意の世界三層スキーマ論(価値世界・記号世界・事実世界)に引っ掛けて次の答えが出た。

 真実=事実+価値判断

価値世界      記号世界     事実世界
客観(間主観) ⇔   心   ⇔     実在
         
真実       事実    

事実は実在(乃至その記号化)だから事実世界(乃至記号世界)の存在、これに対し、真実は事実に価値判断を加えたものだから価値世界(ないし記号世界)の産物である。  このことをモデル論的転回の言い方で言うと、事実は発見するものであるのに対し、真実は構成するもの(モデル)ということになる。そして、構成するモデルは多様であるから、真実は人それぞれ(但し、最大公約数は客観と呼ばれる)になるのである。これが事実は共通、真実は多様(間主観→客観)である所以だ。

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