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2007年11月 6日 (火)

菊の香や忘れてならぬ愛がある

L 菊の香や忘れてならぬ愛がある

扇山登山で所見。一行中に詳しい方がいらして名前を教えてくれたけど、しっかり認識記憶しなかったので「野菊」で検索してリュウノウギク(竜脳菊)と判明した。
葉をむしってくれて匂いをかがせてくれた。菊の匂いは花ではなく葉にあるのだとわかった次第。かぐわしく、かつ、野生の香りがした。芭蕉の「菊の香や奈良には古き仏達」の香りもこんなのではなかったろうか。

五感のうち嗅覚は最も原初的な感覚ではなかろうか。見えなくとも聞こえなくとも、匂いは食物と敵の在り処を教えてくれるのだから。

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