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平凡な真実がある神無月
この写真には「裸木に赤き実揺れて冬に入る」を付けるつもりがあったが、この句はひねりがなく散文的で俳味に欠けると考えて止めた(でも俺にしてみれば珍しく写生句)。そこで本句「平凡な真実」にした。数日前の新聞でたまたまこの言葉に出会って、これは句になると後は歳時記をめくって「神無月」を持ち出しただけの句だ。
この歳になるまで花水木の紅葉にも赤い実にも気づかなかった。いのちの営みは平凡な真実であることに気づくまでほぼ六十年かかったのである。
2007年11月10日 (土) 午前 04時36分 俳句写真 | 固定リンク Tweet
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