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2007年11月19日 (月)

山茶花や捨てにし恋は胸の底

Photo 山茶花や捨てにし恋は胸の底

白山茶花の八重咲きの写真だ。朝日を浴びて逆光の姿を捉えたものだが、ちょっとあざといな。テクニック未熟者はあざとさでカバーせむとするものか。
そこで、山茶花の例句をいくつか。

 山茶花やいくさに敗れたる国の      日野草城
 山茶花は咲く花よりも散つてゐる      細見綾子
 散りさうなさざんくわくづし遠き恋      庄原明美
 さざん花や時に女の眸がぬれて      増尾信枝

山茶花は上の細見綾子の句が示すように咲くよりも散っているのに風情を感じる。人間、散り際が肝心などと凡俗な感想が口をついて出るのだが、そう簡単に散ってはならぬとも思うのである。  

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「俳句写真」カテゴリの記事

コメント

山茶花、「さざんか」って読むんですね。
白いお花は初めて見た気がします。
同じく散っている様子に風情を感じる花に
私は桜を挙げたいと思います。
「サクラチル」とはよく言ったものです。

投稿: ペリエ | 2007年11月19日 (月) 午後 11時48分

桜は悲しいぐらいに散るのが早すぎます。潔いとは言いますが、俺、少しぐらい未練があったり往生際が悪いのが好きなのかなあ。

投稿: 土曜日 | 2007年11月20日 (火) 午前 03時46分

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