観音のおはすお堂へ里紅葉
建仁寺見物に行く前日は京田辺に泊まった(ウェルサンピア京都。リーズナブルな料金でお勧め。ネット接続フリーのパソコンが一台ロビーに置いてある)。部屋に近隣紹介の小冊子があったので見てみると十一面観音(国宝!)がある観音寺というお寺が近くにある。明日の京都は建仁寺だけが目的だから時間的余裕はある、是非観音様を拝んで行こうと思い立ち翌朝拝観に行った。
行ってみると鄙びたお寺だ。拝観券売り場もなく庫裏を訪ねて案内を乞う仕組みになっているようだ。「おはようございます」と声をかけたら壮年の住職が出てこられた。(今ネットで検索したら、元の名称は普賢寺である、天平時代に五重塔創建の記録と心礎があり隆盛を見たようであるが火災に何度も遭い寺宝として国宝指定の十一面観音のみが残る、観音様の寺として知られ現在の寺銘となったと推察されると紹介しているHPがあった)。
住職が懇切にお寺の由来その他案内して下さり(観音様は現世利益の仏なんだって)、観音様も近くに寄ってじっくり拝観できた(こんなお傍で拝めるお寺はなかなか無いと思う)。画像をどこかで見かけたのでリンクしようと思ったが、残念ながら見当たらない。ふっくらとした優美な頬が印象的だった。「写真、撮っていいですか」と訊いたら(少し間があって)「いいですよ、一枚だけなら」とのことだったが遠慮した。後で同行者が「写真料金請求されただろう」と言う。
拝観料はどうするんだろう、お心づけでいいのかなあと思っていたら案内の最後に「お一人400円です」と爽やかに請求して頂いた。
十一面観音、向源寺(渡岸寺)のは拝んだ記憶があるからこれで二件目だ。死ぬまでに少なくとも国宝の観音様は全部見ておきたいなあと思いつつお寺を後にした。
ところで、sohyaさんから「京田辺市に来られたのですか。私の住まいは木津川を挟んだ対岸の城陽市にあります」とお便りを頂戴した。ご無沙汰しています。京田辺にはまた行きます。いいところですね。
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