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2007年11月 9日 (金)

「隣人」の権利は社会的共通資本

昨日の日経夕刊「ひとスクランブル」の全統一労組書記長鳥井一平さんという人の記事が載っていた。「増え続ける外国人研修生 「隣人」の権利求め奔走 全国集会開き、政府とも討論」というような記事だ。そのうちで印象的な言葉を記録しておく。

「外国人労働者がいなくなったら車一台走らなくなる。居酒屋の裏で誰が食べ物を作っているのか」。日本での外国人登録者数は二百万人を超え、実質的にはすでに「移民社会」となっている。だが、外国人を一緒に社会をつくる人たちとみる日本人はまだ少ない。
「労働者の権利が国籍や社会的身分によって違ってしまっていいのか。研修生・実習生問題は日本社会の人権感覚と民主主義の水準を問う大きな問題だ」

この研修生・実習生問題、テレビで見たことがあるがひどい低賃金労働のケースが中には多々ありそうだ。同一労働同一賃金は社会の公正の原則。リベラルとか保守とかいう問題以前にきちんと手当てすべきだろう。そうしないと、いずれ、外国人労働者も来てくれない国に成り下がってしまう。守ろう、日本の共通資本→安全・清潔そして(比較的)自由かつ公正な社会を。

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