従順な大和の国よ神の留守
先日の俳句王国の兼題が「神の留守」だった。この季語、なかなか面白いと思ってひねったのが本句。例によって、物の写生はできず観念から抽出した句だ。ちょっと理屈も目に付くなあ。しかしまあ、俳味はあって悪くないと自分に大甘である。
写真は横浜ランドマークタワーから見下ろした横浜スタジアム。こんな句につけるとは思わず、とりあえず撮っておいた画材である。
参考までに「神の国」の解説をわたしの俳句歳時記から引いておく。
陰暦10月は神無月と呼ばれるように、日本中の神々が出雲へ集まり、談合をすると言われる。したがって、出雲以外の国々の神社には神がいなくなる。神の旅とは、出雲へ向けて神々が旅立つことを擬人化したものである。なお、談合の内容は縁結びについてだと言われている。神無月の会合に出発する神を送る行事を「神送り」、が出雲の集会から帰る日の行事を「神迎え」という。出雲では神々が集まる月なので「神在月」と呼ばれる。
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