冬滝に残る紅葉を惜しみけり@伊豆吟行(1)
この週末に伊豆に一泊二日で吟行してきた。 一日目の天候は残念ながら曇り。雨が降らぬだけマシと慰めつつ、浄蓮の滝から天城旧道トンネルを抜けて河津七滝を散歩。踊り子歩道なる遊歩道が整備されていて釜滝、エビ滝、ヘビ滝、初景滝をめぐった。天気がよければもっといい写真を撮れたのになあ(と我が技術を差し置いて思う)。
もう椿が咲いていた。やはり伊豆は山中であっても暖かいのだろう。暖かい土地に咲く早咲きの椿を冬椿と形容していいかどうか自信がないが、俳句にするには冬椿でなければならない。この写真、もう少し椿が咲いていて近距離で撮りたかった。
都々逸ないし歌謡曲みたいな駄句だが、駐車場に戻る坂道でふいと浮かんだ。後で、ああ、伊豆の踊り子の像を初景滝で見たからだと合点がいった。伊豆の踊り子は原作を読んでいないが、吉永小百合・高橋英樹の映画をテレビで見たなあ。ついでに、天城旧道トンネルの一句も添えておこう。
トンネルの中から外を撮った方がよかったかと思ったりする天城の冬であった。
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